神戸ビーフで知られる但馬牛の品質などを競う第102回兵庫県畜産共進会（枝肉ではなく生体共進会）が11月3日、南あわじ市の文化体育館大駐車場で開かれました。今年は例年とは違い、新型コロナウィルス感染拡大の防止の観点から一般来場者立ち入りを禁止。例年設置している展示ブースや屋台も中止し、規模を縮小して開催されました。

そんな中、弊社からは代表の花房と関西事業部部長の小代、大阪営業所所長の島田が会社を代表し、購買者として参加させていただきました。

この共進会は兵庫県の畜産農家さんにとって年に一度の大勝負の晴れ舞台。
農家さんが1年間丁寧に毛や蹄、立ち姿、躾、その他細かいところまでしっかりと磨きをかけた素晴らしい牛たちに圧倒されながらも、5頭の牛を購買させていただきました。

第102回　兵庫県畜産共進会
弊社が購買させていただいた牛

No.105 溝畑進さん（三田市）
芳悠土井×菊俊土井×鶴山土井
生体重量678kg 33ヶ月　⑨
素牛産地:兵庫県美方郡　森脇雄一さん
JP:15683-1911-5

No.114 上田畜産さん（美方郡）
丸明波×照美土井×福芳土井
生体重量698kg 38ヶ月　⑤
素牛産地:兵庫県美方郡　上田伸也さん
JP:15683-1209-3

No.115 神戸高見牧場さん（丹波市）
芳悠土井×菊俊土井×第2安鶴土井
生体重量680kg 38ヶ月　⑩
素牛産地:兵庫県淡路市　古土井行寿さん
JP:13931-3792-2

No.116 吉本大佑さん（三田市）
芳悠土井×宮奥城×照長土井
生体重量669kg 39ヶ月　⑦
素牛産地:兵庫県豊岡市　森井正彦さん
JP:15683-2151-4

No.118 上田畜産さん（美方郡）
芳山土井×照長土井×谷福土井
生体重量702kg 42ヶ月　12
素牛産地:兵庫県美方郡　上田伸也さん
JP:15564-0059-7

弊社なりの尺度ではありますが、例年以上にしっかりと購買させていたただき、胸の張れる参加だったように思います。

この共進会で売買される牛はお世辞にも安くはありません。数百万もする牛を競い合い、購買することを否定的に捉える方もいらっしゃるかもしれませんが、マグロや松茸、その他高級食材も何百万、何千万で取引されることがあります。そして、肉牛に関しては種付けから屠畜まで約5年の月日を要します。本当に美味しい肉牛を作るのにかかる時間、労力はとてつもないと思っています。それだけ大変な職業なので、目指せる夢はあって然るべきかと思います。いち食肉卸の企業としておこがましいかもしれませんが、若い方がこれから畜産業界を目指し、夢を見れる場所を少しでも盛り上げたいという想いで購買させていただきました。

弊社は日頃から支えてくださっている農家さん、そして飲食店をはじめとした顧客さまがいらっしゃっての会社でございます。
これからもっともっと一次産業従事者の方々や飲食関係従事者の方々に夢を持ってもらえる為の肉屋を目指して頑張っていきます。
日頃から牛と向き合われ、素晴らしい牛を出品していただいた農家の皆さん、本当におめでとうございます。
かけがえのない経験をさせていただき、ありがとうございました。