生産者と語り合いながら生まれた
あっさりと溶ける霜降り
鳥取いなば万葉牛
昨今の和牛は血統の改良と肥育技術の進歩で、短い肥育期間で肉量が多く取れ、霜降りが多く入る牛が増えました。 鳥取いなば万葉牛の生産者は「おいしい牛肉」の原点を忘れず、「おかわりしたくなる霜降り」を共通認識とし、脂質や肉質をよくする努力を日々重ねています。
自分の農場で、子牛から生産して肥育し出荷する「一貫経営」が多いのも、子牛の値段に左右されず安定した肉を生産する為の、一つの特徴になっています。鳥取いなば万葉牛は脂の融点が低く、脂の旨味を持ちながら、あっさりと溶けていく口溶けです。 冷やすと脂がしまり、常温でゆっくり溶けていく。それは、上質なバターに触れるような脂質で、くどさが少ないキレの良い脂です。
首都圏、関西圏でも非常に高い評価を得ており、市場での品評会では数々の実績をあげています。
「純血但馬血統」と
「鳥取の肥育技術」の融合純血但馬血統万葉牛
純血但馬血統万葉牛は、肉味が美味しいと言われている兵庫県で生まれ育った但馬牛の子牛を鳥取に導入し肉牛として育てあげた希少なものです。
純血但馬血統は肉が美味しいという利点はありますが、大きくなりにくく病気に弱いという欠点があり、兵庫県の神戸ビーフや三重県の特産松阪牛など一部の生産者しか肥育していない全国でも育てている生産者の少ない品種です。
純血但馬血統の美味しさの秘密は持って生まれたオレイン酸の高さ、肉の味の指標の一つと言われる赤身の中のグリコーゲンの多さ、肉のキメや霜降りの細かさ、香りの良さにあります。
オレイン酸は脂のキレ、後味の良さにつながり、グリコーゲンは肉の旨味やコクにつながるとされています。
このような素質を持った子牛を丁寧にゆっくりと牛に優しい飼料を与えながら、通常より長い飼育期間を経て仕上げたのが純血但馬血統万葉牛です。
導入事例
万葉牛を扱うお客様より感想をいただいております。
愛道園は、倉敷で親子3代にわったって営業をしている焼肉のお店です。
万葉牛生産者の谷口畜産さんと株式会社HANAFUSAさんの熱い思いに惹かれ万葉牛を使用しています。谷口畜産さんの牛舎に行き、飼育理念に胸を打たれました。万葉牛は特にモモの部位にサシが細かく入り、食べると脂がとても甘く、後から肉の旨味が追いかけてやってくるのが特徴で、そこに魅力を強く感じています。
「大阪で万葉牛といえば『龍』と言われたい」
【大阪府】
黒毛和牛焼肉 龍
店長:塩田 敢右
2016年にお店のオープンに向けて、良いお肉がないかと探していたところ、鳥取のあるお店で万葉牛を食べました。
それまでは鳥取和牛という言葉すら知りませんでしたが、食べてみると 赤身は美味しく、脂身もしつこくないので、いくらでも食べられるなと思いました。万葉牛を、すぐに使いたいと思い、HANAFUSAさんの本社まで直談判をして、 オープン当時から現在でも、取引させていただいております。
当店のお客様も、お年寄りから小さいお子様まで、あっさりして美味しいと評判です。 これからも大阪で万葉牛といえば『龍』と言われるように邁進していきます。